トラウマは心のけが
心のけがに配慮するケア
トラウマ・インフォームド・ケア(Trauma-Informed Care)/TIC
余り耳慣れない言葉ですが、2000年代以降、北米を中心に広がり・・・
今や、厚生労働省のウェブサイトでも発表されています。
トラウマになるできごとを体験した人は・・・
その影響を回りに理解されず・・・
疑心難儀になったり、問題行動を起こしたり、情緒が不安定になりやすくなります。
そんなトラウマを抱える影響を広く理解し、支援するサポート体制が
トラウマ・インフォームド・ケアです。
今回は、トラウマ・インフォームド・ケアについてご紹介します。
http://cari.jp/
□ トラウマの概念
どんな出来事があったのか
どんな風に体験したのか
どんな影響が起きているのか
□ トラウマケアの3段階
トラウマの基本的理解 (Informed )
全ての人が対象
トラウマに対応したケア (Responsive)
リスクを抱える人が対象
トラウマに特化したケア (Specific)
トラウマの影響を受けている人が対象
□ トラウマに特化したケア
トラウマの知識を持つ
どんな影響を受けてるか認識する
適切な対応をすることで再トラウマを予防する
□ アメリカ合衆国保健福祉省
薬物乱用・精神衛生サービス局(SAMHSA)
本部はアメリカ メリーランド州
厚生労働省はSAMHSA(サムサ)の説明を指針としています。
トラウマとなった体験を思い出し、トラウマを抱える影響を広く理解する
個人に及ぼす影響、不信感、自己否定、喪失感、無力感などを専門的に治療
□ 児童期逆境体験
幼少期の体験が長期に渡り影響し・・・
大人になってから心身に影響を及ぼします。
「年齢」は関係なく、口に出せない感情や葛藤が行動に表れます。
トラウマによって「こころの発達」が阻害されます。
「こころを通わす」ことがむずかしくなります。
□ まとめ
私が、このトラウマ・インフォームド・ケアを知ったのはアメリカドラマでした。
「もしかするとなんらかのトラウマがあるのかもしれない」と・・・可能性を探ってみること!
心の中でなにが起きているのか?トラウマにメガネをかけてみること・・・
そのアプローチはとても効果的に思えました。
トラウマは大小、全ての人にあるようです。
cari.jp
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